代々木ドッグラン エピソード４

最初に見つけたのはノノちゃんだった。
そこにオリがやってきて、
「何やってんの？」
「あ～♪ いいものがある～」
「ちょっとアタシに取らせてよ！」
「ダメよ！先に見つけたのは私なんだから！」
「顔突っ込むより手でなんとかならない？」
「じれったいわね、もっと伸びないの？」
つまりですね、２人がいるのは中型犬エリアなんだけど、
柵の向こうの小型犬エリアにジャーキーが落ちていたのです。
ウッドチップに混じって見分けがつかないけど。
「どっちかが取ったら半分こよ」
「そんなの知らないわよ」
「もお！ジャマなんだからどいてよ！」
「そっちこそどいてよ！」（↑これで結構仲良くやっている）

「ひらめいた！地面を掘って向こうに出る」

ようやくクルト登場。
でも賢いからすぐ退場。
ノノちゃんも退場して１人で粘るオリ。
あきらめきれないから立ち去れない…。

「もう帰るんだって」
「あのジャーキー、まだあそこにあるのかなあ」


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中型犬エリアと小型犬エリアの両方で、
あのジャーキーを食べようとしたのはノノちゃんとオリだけだよ。